ついにきてしまいました闇狩人Δ最終回…初見は大分色々ショックを受けていましたが、何度読み返してもショックを受けています(ダメじゃん)。でもリアルタイムで読めて本当に嬉しい…
タイトルが「Amazing Grace」で、オッてなりました。旧作の最終回「Let it be」もそうだけど、私の中でやみかりソングに殿堂入りしてしまうな…中学生の時、ピアノの先生に「Let it be」が弾きたいですって言って「ビートルズ好きなの?」て聞かれたけど好きな漫画の最終回に流れる曲なんです とは言えなかった思い出がよみがえりました(
レンたちを倒し、町から脱出を図ろうとする武士君たち。石動さんのケガの具合が思いのほか悪くて驚いてしまって、自分の認識の甘さを痛感し石動さんもしかして…と思ってたらやっぱり力尽きてしまって…もう冒頭から悲しすぎて…だってお父さんの帰りを待ってる子供も、奥さんもいるのに……ううう…。死体を残せないという遺言通りにマンホールから流される石動さん…実は生きてますとかいうワンチャンスはないのかな…悲しい…
このあたりから、武士くんが死んでしまう可能性を感じ、祈りながら読んでました…
前回、逃げ出そうとしたチンピラが町の防犯カメラに映ってしまい警察車両が押し寄せるなか、武士くん、瑠璃ちゃん、駿河くんはそれぞれ別行動で脱出をすることに。瑠璃ちゃんの「東京で会いましょう」ってセリフと表情が、瑠璃ちゃんは武士くんと駿河くん二人ともが生き延びることを信じて疑っていないのを感じさせて、瑠璃ちゃん…(泣)ってなってしまった…。そして武士くんと瑠璃ちゃんを逃がすため、町のチンピラたちと警察をひきつけようと囮になる駿河くん…;; 自分の残り少ない命の使いどころの最後をここに決めたんだなって……警察官と対峙した時も、相手を思って結局殺さないことを選ぶ駿河くん…どこまでもやさしくていい子でもう 切ない;;;;;;;;;;;
町の外、車で待機してる秋月さんのところにチンピラが車をよこせと襲い掛かってきて、車を急発進させてチンピラを電柱にぶつけて容赦なく振り払ってて、前に瑠璃ちゃんと出会う前の過去の話で「最悪の場合私が殺るしかない」って言ってたことあったから、やっぱり秋月さんも人を殺す覚悟を決めている人なんだな…とこの時は改めて思ったんだけど…だけど!!(続きは後半に)
日本刀使いの人と対峙する武士くん。どんな結末になっても見届けるし受け入れるつもりでいたけど、もう心臓バックバクで祈ってました…スクロールする指が震えたよね…武士くん死んでしまうのではないかと…こんなに先を読むのが怖いと漫画で思ったのは初めてでした…;;; 結果武士くんは居合抜き相手にご先祖様が使ったという技で相手を殺し勝利したけれど、人を殺すことを恐れていたご先祖様のことを思うとその技で人を殺すのは皮肉と言うか切ないよね…
秋月さんと落ち合い車で無事脱出した瑠璃ちゃんと、マンホールから濁流に流されて脱出することを選ぶ武士くん…二人はこれで助かるのかな…と思ってた矢先、瑠璃ちゃんを最寄りの駅近くで下した後…秋月さんが……チンピラに襲われた時のナイフがお腹に刺さってて…「嘘…」ってリアルで声出てしまった…瑠璃ちゃんを生還させるためだけに最後の力を振り絞って運転してたとか……;;;いやまだこれでは死んだと確定してないよね;;;生きてるよね;;;;;;;
と思ったけど日常に戻った瑠璃ちゃんが秋月さんの死亡ニュースを見ていて、秋月さん、本当に死んでしまったんだ…と……悲しい…秋月さんは、新闇狩人を読んだ時からいつ死んでもおかしくなさそう?と思ったキャラだったけど…死んでしまうかもしれないという覚悟はしてたはずなのに、もうすごいショックでした…。あまり表情を変えなくて淡々としているけど、年若い瑠璃ちゃんのことを心配したり、仲間たちを守ろうとしてくれたり、公衆電話探して走り回ったり、なんか…見た目と人となりのギャップがすごく魅力的だし、読んでて秋月さん好きだな~~って思う瞬間が多かったから、その積み重ねもあって、秋月さんが死んでしまったことにショックを受けたんだろうなと…瑠璃ちゃんは危ういところがある子だから、秋月さんみたいな大人がそばにいてくれてよかったな…と思うこと多かったし…秋月さん…
あと、メインキャラクターで死を確定的に描かれるキャラは駿河くんだろうなと勝手に思っていたこともショックの一因だなって…命の期限があることが明かされていたし、陣内くんのように読者はその死を見ることになるんだろうなと…だから駿河くんが警察病院に収監され判決前に亡くなるかもという示唆で終わり、逆に秋月さんの死んだ描写が確定的になされたのに驚き&ショックだった…。もう自由のない生活だけど、駿河くんの最期が穏やかであるように願わずにはおれない………なんかこの余白の残し方とか、キャラクターの「人生」の描き方、坂口先生天才すぎん…??ってずっと思ってる…最終回読んだ後から…
武士くんが帰ってきて泣いて抱き着く瑠璃ちゃんめちゃ可愛かったです…武士くん、自分に対しては人殺しである己は人を幸せにできない、結婚なんてできないと思っているくせに、瑠璃ちゃんに対しては「女性は新しい命を産むことだってできるんだ」って言っちゃうの、もうもう本当武士~~~~!!!って感じでめっちゃ良かった…そういうところだよ…そういうところが高校生の時から好きなんだよ…
「先生の子供なら」っていう瑠璃ちゃんの無防備さにこれから対峙していく武士くんの自制心に期待です…美崎ちゃんに対してはさ、闇狩人である己を知られたくなかったり人殺しをしているという負い目の部分が大きかったのか友達以上恋人未満な関係になったけど、同じ闇狩人である瑠璃ちゃんに対しては…どうなのかな…コロッと負けたりしそうで…w 自制心に期待です…頑張って…。
最後は瑠璃ちゃんが漫画デビューが決まって、明るく終わって良かった。高校デビューとか武士くんより早いじゃん! 瑠璃ちゃんの漫画家人生が明るいものだといいな
ということでなんかとっちらかった感想になってしまったけど最後までリアルタイムで読めて本当に嬉しかったです…。
ここからは私と闇狩人の思い出話
闇狩人は中学生の時旅行にいった四国の親戚の家で読んだんだけど、あまりの面白さ&好みさにこれ地元帰ったら絶対そろえる!!!って思って全巻集めて、でももう連載は終わってたから、リアルタイムで読みたかったな~~~ってずっと思ってたんですよね。Dの軌跡を本屋で見つけて、闇狩人の新作じゃん!!!!!!!!!!!!!!って大興奮して買って読んで日高くんめっっっちゃ好き…(泣)てなったし新装版出た時も嬉しすぎて旧コミックスとどこが描きなおされたのか見比べて何度も読んだりしてました…。新装版の袖に新しい闇狩人のこと(今思えば瑠璃ちゃんだったんですね)が描いてあったから、大学の時はPCルームで毎日闇狩人の新作がないか検索してたな~~~~。
私が闇狩人好きなことを知ってる友達が「これなろさんが好きな漫画じゃなかった?」って舞台の闇狩人のチラシをもらってきてくれて舞台化を知り、そこから新作が始まったことも知り…リアルタイムで闇狩人の世界が動き出してることに大興奮でした…舞台は東京終わったあと辛抱たまらず大阪も見に行ったけど本当によかった…DVD出してほしかった……再演でもいい…またいつか舞台やってほしいな~~~~~~
あとことだま屋さんのリーディングライブ!! 闇狩人の世界を耳で聞けるのもだし、声優さんが生で闇狩人を演じてくださってるのもすごすぎだし(番長的には、ふーみんが駿河くんにキャスティングされたのも衝撃だったし目の前でふーみんが闇狩人になってるのを見たのもすごかった…)
あともうこれは人生のドデカイベントなんですけど終演後に坂口先生と細川先生とお話できたのが…思い出すだに夢か???って思う…カバー袖にある坂口先生の絵に似てる方いらっしゃるけど坂口先生かな~~~違ったら謝ればいいや!!って特攻した己の勇気…。あの日の思い出永遠に生きる水ですね…握手していただいて、これが武士くんを生み出した手なんだ…って感動して帰り道泣いちゃった…
は~~~いろいろ思い出してものすごい幸福感に包まれてしまった…闇狩人を好きでよかった…坂口先生のツイッターを拝見する限り、もしかしたらまたいつか続きとか新しい闇狩人とかが読める可能性もあるのかな? と感じたので、またそれまで楽しく生きよう~闇狩人は人生(ほんとに)
ということで完結おめでとうございます絵 下書きは最終回前に終わってたんですが秋月さんショックで秋月さんを描くことが少しつらくなってしまい間を置いてしまいました…新闇狩人1巻に出てきた検事の河本さんが再登場してなんやかやあるといいな~とよく思ってたんですが、秋月さんの死に河本さんは何を思ったのかな…とかいろいろ考えてしまった。あとハッピー探偵社の西さんは絶対闇狩人絡みでは?て一瞬思ったと思う…西さん、ことだま屋さんのリーディングライブのおかげで私の中ですごいキャラが立ってるw
ということで(2回目)闇狩人Δ完結おめでとうございました! 最終巻も楽しみです!!!!!!!!!!